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よくネットで風俗嬢について書かれたものを見ると、
「金貰えれば誰とでもヤるんでしょ」とか、
「下半身ユルユル」なんて誹謗中傷がたくさんあります。
某巨大掲示板だけでなく、風俗関係専門のサイトの掲示板なんかでも散々書かれています。
確かにそういう印象ありますよね?
実際仕事とは言え、お金をもらって性的な事をしているわけですから。
でも、働く女の子達はみんな軽い考えで仕事をしているのでしょうか?
私達の性ってそんなものなのでしょうか?
「そんなことはない!」と私は声を大にして伝えたいと思います。
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SEXしたいわけじゃない

著作者: you mee
別に風俗嬢はSEXが好きで、誰とでもいいからSEXがしたくて仕事してるわけじゃありません。
大いなる勘違いです。
私たちは仕事として風俗嬢をやっているだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
本当によく聞かれるんですよ、お客さんに。
「SEX好きなんでしょ?」
「こういうことされたくてこの仕事してるんでしょ?」
そんなわけあるかい!
風俗嬢って言っても超高級店のNO.1でもない限り、そんなに単価は高くありません。
お客さんの払うお金の50%~60%で計算してください。
そんなもんなんです。
そんな安いお金で春を売るほど、落ちぶれちゃいません。
中にはお金欲しさに売っちゃう子もいます。
けれど、風俗嬢にだって風俗嬢なりのプライドがあります。
簡単に本番するような安い女になりたくはありません。
世間に後ろ指さされる仕事ではありますが、それでも
本番はしていない
それは本当に大切な人とすることである。
その一点は守り抜いて仕事をしています。
いつだって危険が隣り合わせ

著作者: Romain Toornier
風俗嬢をやっていて怖いことの1つが病気です。
これは本当に怖い。
シャワータイムで女の子がお客さんの体を洗う時に使うグリンス。
これは消毒の意味もありますが、これを使って性器を洗った時に痛がったり痒がったりしたら、その男性は病気持ちだとわかります。
即刻プレイ中止でお引き取り願います。
今のところ、そのようなお客さんに出会ったことはありませんが、使いたがらないお客さんもいます。
まぁ無視して使いますけどね。
それでも免疫が落ちていたりすれば性病に感染してしまう事もあるのです。
実は男性から感染させられる病気の中に、男性には殆ど害がないけど、女性にとって大問題の病気があるんです。
「子宮頸がん」
一時期テレビでもよく取り上げられていたので、知っている人もいるでしょう。
この原因になるウイルスは性交渉でうつります。
というか、性交渉でしかうつりません。
他の性病だって怖いのに、子宮頸がんはそれ以上の恐怖を風俗嬢に与えます。
だから風俗嬢は性のことに関してとても敏感です。
自分がそうなってしまうかもしれない、もしくは仲間がそうなってしまうかもしれないという不安が付きまとうのです。
性への価値観の歴史

著作者: knock
歴史を紐解けば、女性が性を売っていた時代はあちこちにあります。
現代にあってもそれは残念ながら変わることはありません。
古典ものでも、また近代ものでも、そのような描写はわりとよく出てきます。
私はミュージカルが好きなので、そこから例を出すと、
「レ・ミゼラブル」では幼い子供を抱えた女性が職場を解雇されてしまい、その後働き口を失ってしまった女性は髪を売り、そして最後には体を売って子どものためにお金を作るというシーンがあります。
「キャバレー」では露出度の高い衣装を着た従業員の女性はやはり性を売っています。
「ミス・サイゴン」でもヒロインは売春宿で働く娼婦です。
その他にも小説・映画等々でも娼婦は度々描かれます。
そういうものに触れることで「女性が性を売って生計をたてている」という事がインプットされていきます。
それをただ悪い歴史と捉えるのか、仕方がなかった事情と捉えるのか、どう捉えるのかはその人次第というところでしょう。
まとめ
風俗嬢はこの世で一番、「性」について考えている職業じゃないかと私は思います。
通り一遍の、教科書に載っているような綺麗事の性だけでなく、自分の性の価値について知る必要がある職業ですから。
男性の一言で揺らぐような価値観ではやっていけません。
いちばん大切なのは自分自身です。
何が良くて何がいけないのか。
風俗嬢もそうじゃなくても、自分自身でしっかりと考えていく必要があると私は思います。
まるるん
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